おばちゃん~三崎千恵子さん~
「寅ちゃん、悪いねぇ。今日はおかずがなくってさ」
「いいよ、いいよ。オレはおばちゃんの作ってくれた煮っころがしとみそ汁があれば、それで十分だよ」
この会話を聞くたびに、家内が怒ります。
なんか、即席ラーメンでも作る簡単さで言うけど、自分で作ってみろ!、大変だから…!!!と。
それはそうかもしれないけど、そうまで怒らなくても…、とぼくは首をすくめています。
ところで、この間、孫が来ていた時、家内がスマホを顔の前に掲げて、何か音声検索で調べていた。
「冬が来た」…、「お暇でしたら、クイズでもお出ししましょうか?」。
違うって。
「きっぱりと冬が来た!」…、「冬は四季のうちの最後の季節」。
違うって。
「…、…、高村光太郎 冬が来た」…。
その時、孫が近くで、「おなら」と叫んだ。
スマホはそっちが聞こえたみたいだ。
「おならは、肛門から出る気体」。
ぼくは、吹きだして、大笑いしてしまった。
ここ数日、喘息から来る痰の絡みで苦しい毎日を過ごしているが、この時はそれを忘れてしまった。
笑える間はまだ大丈夫!
70を超えて知る、からだの機微だ。
この記事へのコメント
なんとなく田舎っぽさが有って親しみを感じたものです
この人意外におばちゃん役は務まらなかったんじゃないかな
役を超えて実在の人みたいでした。
>その時、孫が近くで、「おなら」と叫んだ。
可笑しい!! こりゃ笑えたでしょう、腹がよじれたんじゃないですか
私はこういうの大好きでのた打ち回って笑い転げるね(笑)
この方がいなかったら、とらやも成立しなかったように思います。
おばちゃんが変わらなかったからおいちゃんが変わってもよかった、そうも言えるかと思います。
いい役者がわきを固めていたから長寿映画シリーズになったんでしょう。
「おなら」、笑えるでしょう?
家内が音声検索するたびに、僕はわきで、「肛門から出る気体」って言って、まぜっかえしています。
ん、なんか描いたような気がします。
「人間の条件」かで描きませんでしたか?
ま、もう一度、描いてみますかね。
しばしお待ちください。美人はなかなか気に入るのが描けないものですからね。