小3のストライキ

今日から僕の行っている塾で、夏期講習が始まった。

小学生も入っている。

今日のぼくの担当は、R君、小学校3年生。

以前、担当の女子大生の先生がお休みの時、見たことがある。

まぁ、落ち着きがない。

90分のうち、最初の20分で集中力が切れてなくなる。

だけど、ぼくは最初に、勉強は机の前にじっと座るだけでいい、とこう言った。

やりたくなかったら、漢字も計算もやらなくていい。

その代わり、とにかくじっと机の前に座っていてください、と。

今日は、16時50分からの授業だった。

午前中、プールに行ったということで、塾に来た時にはもうかなりご機嫌ななめであった。

それはそうだろう。

小学校3年生でこうして塾に来るだけ偉いのだ。

ぼくは自分の孫を見る思いでR君の勉強を見ている。

今日は、国語から始めて、そのあと算数をやったのだが、文章題になったら、考えるのが嫌になったのであろう。

ついに、机にうつぶせになり、ストライキを始めた。

もう、こうなったら、やりたくないものは、やりたくないのだ。

だから、そのままにして、耳元でそっと小さい声で20分も囁き続けた。

「R君はえらい。小3で夏期講習にまで来て、この暑い日に、こうして勉強してるんだもの。お母さんに、褒めてくれって連絡表に書いてあげるね。算数なんかもう3年生の上の計算ができるし、漢字だって、今度9級の試験を受けるんでしょ? ホント、すごいなぁ。先生にも、R君と同じくらいの孫がいるけどさ、これがまぁ、勉強大嫌い。宿題やれっていうと、泣き叫ぶの。だから、漢字なんかどうだろ、R君の一学年上だけど半分も書けないだろうな。今日は、うちのもプールに行ってるはず。夏休みに、勉強する子って、ほんとにすごいと思うよ」と。

そうしたら、突然ガバリと起き出して、黙々と算数をやり始めた。

やれば、この子はできる。

100点だった。

子どもは褒めないといけない。

無責任に褒めて育てる。

その代わり、叱る時は責任をもって叱る。

ダメなことはダメと教えるのは、自分の信念だけだ。

塾講師は、あまりお金にはならないが、子どもを教えると自分も学ぶ。

今日のささやき戦法もストライキに会って開いた新境地ではあった。

























ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

What's up?
2019年07月25日 10:27
いい指導者ですね。
なんぼ、塾へ行ってもその気にならなければ
身につかない。
子供の頃に、やる気をさせてくれる
先生がいたら、皆変われる。
ごろー。→What's up?さん
2019年07月25日 10:52
いえ、いえ、褒めてもらおうとこの記事を書いたわけではありません。

褒めていただけたのは本当にありがたいのですが。

ぼくは塾の先生をやって、自分がなぜ勉強が嫌いだったかを考えるようになりました。

やらされ感がものすごいのです。
面倒だし、孤独だし、まるで奥さまの家事と一緒です。
なのに、叱って問題集の中に追いやっていく。

お母さん方は、自分が一番やってほしくないことをお子さんに強いるのです。それが、この記事の本意です。
jisei
2019年07月26日 17:59
やはり3歳の孫が20日から1週間の予定で一人で泊りに来ています、ママがしっかりスケジュールを書いていってくれました。1,2年の時には勉強嫌いで将来どうなることかと思いました、3年になるとしっかりして自分で勉強をするようになってじじも一安心です。
ごろー。→jiseiさん
2019年07月27日 00:56
あらら、3歳で⒈週間もとびっくりしましたが、どうやら3年生の間違いのようですね。

3年生になるとがぜん小学生ぽくなりますよね。
じいじのところでの夏休み。
きっといい夏休みになるような気がします。

そういえば、ぼくが親戚のおじさんの家に一人で泊まりに行ったのも小3の時からでした。トイレがやたら怖かった、そんな思い出があります。