鳥肌が立ったよ

NHKの朝ドラ「とと姉ちゃん」。

そこの中で、花山が「君から商品試験のことを聞いた時、鳥肌が立ったよ」というシーンがあった。

われわれ夫婦は、これに反応した。

実は、このドラマ、それに似たことがいくつも起きる。

「昭和30年代に、こんなこと言っただろうか」と。

そう、あの頃、「鳥肌が立った」というフレーズは悪いことでしか使わなかったはずだ。

例えば、「やばい」もそう。

いまは、いいことへの期待感にも使う。

「いや、10連勝?やばいでしょ…」みたいに。

でも、むかし、そんなこと言ったら、変な顔されただろう。

「いいじゃん。どこがやばいの?」って、直ちに反論されたはずだ。

誤用が市民権を得たいい例である。

「鳥肌が立つ」も同じである。

その当時、こう言われたら、絶対いい意味ではなかった。

「君が広告を載せると言い出した時、オレは鳥肌が立った」、だったらわかる。

凄いことを思いついてくれたものだと称賛するときには、絶対に使わなかった。

それはともあれ。

もう今月中で、「とと姉ちゃん」も終わる。

「あさが来た」からの流れでダラダラと見続けてしまった。

盛り上がりに欠けるような、そうでもないような、不思議な話の展開に「鳥肌が立った」。

こういう誤用が、そのうち、使われ出して市民権を得る。

言葉というものもおかしなものである。

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この記事へのコメント

2016年09月01日 10:15
トトねーちゃん見ています。
そうか、「鳥肌が立つ」は全く気が付きませんでした。 時代劇など、江戸時代には絶対になかったことが、ドラマに出てくると、誰でしたかね、磯田道史さんでしたかね、見ていられないとTVを切ってしまうと書いてありましね。 そんな感じですかね。
2016年09月01日 11:10
>トトねーちゃん見ています。

って、ねーちゃんていうと、なんだかずいぶんくだけた感じに聞こえます。「ねーちゃん、お銚子2本、こっちこっち」みたいな。

>磯田道史さん でしたら、そうかも知れませんね。
ぼくも似たような思いをすることは結構あります。
多分、「鳥肌が立つ」は、書いたシナリオライターの方も気が付いてないと思いますが、明らかに意図的に嘘をついてることって、ずいぶんあります。
そういうのは、どうかなぁって思います。
2016年09月01日 12:21
その昔 水戸黄門で 「うっかり八兵衛」が 「黄門さま ファイト!」と 言ったらしい(?)から それに比べたら たいした事無い…か?(笑)
昭和30年代でも 年齢によって かなり言葉が違っていた? (だって 「明治生まれ」の人がたくさんいただろうし その前の生まれの人も いた? )
で…「鳥肌」…「寒イボ」は 同じ意味かな?
2016年09月01日 15:58
時代もののセリフなど、そりゃ正確に江戸時代の言い方を再現できるわけもないでしょうけど、それにしたって武家娘が こんな砕けた物言いしないでショ、って思ったらもう観る気が失せた、なんてことはありますね^^;
「鳥肌が立つ」たしかに、昔は そんなふうには使わなかったんじゃないかなあ。それにしても、よく気が付かれましたね。私なら気づかずスルーしちゃってたと思います^^;
2016年09月01日 22:06
言葉の意味を間違って使う事って
多いんですよね。
私もですが(^_^;)
なもんで、PCの横に国語辞典を置いて
います。
時代と共に言葉も変化していくって
誰かが言ってました。
2016年09月01日 22:21
いや、ぼくも歌舞伎役者の方が主演していた舞台を見に行った時、背中じゅうに矢に刺された主人公が、城門を叩きながら息も絶え絶えに「ドアを開けろ!」と言ったことがありました。
ほとんどの人は、あまりの迫真の演技に気が付かなかったみたいですが、ぼくはプッと吹きだしてしまいました。
その時のまわりの人たちの氷のような視線、今でも忘れません。

>で…「鳥肌」…「寒イボ」は 同じ意味かな?
同じみたいだよ。関西ではそういうみたいだね。
2016年09月01日 22:26
シナリオを書くものは、一度はひどく悩むテーマなんです。
昔、こんなこと、言ったかぁ、って思うと、もう書けなくなっていく。
でも、結局、むかしに忠実にすればするほど、視聴者は分からなくなっていく。
だから、現代言葉でいいということになってます。

でもねぇ、いくら何でもというのは結構ありますよね。
2016年09月01日 22:32
そうです。変遷していくのが言葉です。
それも、その多くが誤用からいまではそっちが定着しているものってたくさんあります。
だから、あまり目くじら立てるのもいかがなものかとなるんでしょうけど。
それでも、先はどっちが正しい用法だったのかは知っておこうと思っています。
炊飯姫
2016年09月02日 08:09
こうしてみると言葉は時代に応じて常に変化しているんですね
面白いですね
「鳥肌」確かに肯定の意味がついたのは
最近かも。
「全然」も、昔は「全然~ない」と否定の意味だったのが
今は肯定の意味でも使われますし。

さらに時が経つと、もっと変化して
私たちが使っている言葉も
古典として扱われるようになるんですかね
2016年09月02日 09:13
あぁ、「全然」なんか、全然いけます。
若い人は、普通にそう言ってますもん。
でも、本当の正しい日本語だと「全然使っちゃいけない」。
面倒っちい。

それよりなにより、「なりきった」時のジャーちゃんの演技には毎回「鳥肌が立ち」ました。

次の「わが町」、もう申し込みましたか?
keiko
2016年09月02日 14:06
「鳥肌がたつ」怖いイメージ!嫌なイメージ!が強かった気もしますが、センセーショナルの場面、言葉に表せないほど感動!全身で素晴らしさを表現したい時に使っていましたが。60代の私の使い方が変?だったのでしょうか?
2016年09月02日 17:05
いえ、ドラマの設定が昭和30年だったので、こう書いたまでです。
もちろん、いまでは、多くの人が>センセーショナルの場面、言葉に表せないほど感動!全身で素晴らしさを表現したい時に使って
いらっしゃいます。

でも、さすがに60年前には、そういう意味では使っていなかったように思います。
2016年09月03日 17:38
らんを散歩してますでしょ

そうすると、高校生とかに囲まれて
ヤバいよーこのポメ…
最初意味が分かりませんでした
最近、わからないことって、子供たちに聞くことも
だいたい教えてもらえる

全然…大丈夫 確かに普通に使ってる
でも、やっぱり気になる

あと、周りがあまり指摘しなくなった
「ら」抜き言葉も

あと、ちょっとカチンとくるのは
ヒトの説明に 「ホントですか?」…って
でも、「まじで?」と同じだと思うと許せちゃう

言葉って誰がどういうふうなきっかけで変えていくんでしょう…
2016年09月03日 21:27
実は、ぼくも、どちらかというと、ことばの変遷擁護派の方でして、「ら抜き言葉」もそこまで、目くじら立てる問題ではないと思っています。
でも、個人的には、「ら抜き」だと、舌っ足らずで、幼い感じがしてなりません。
演劇で知り合った高校生とかには、注意することがありましたが、それは役柄上そうした方がいいというので、そういうことを言いました。
関係なかったら、ほっといたと思います。

「ホントですか?」もですが、「まじっすか?」、あの相槌も気になる時がありますね。
なんか小バカにされてる感じがして。

まぁ、若い人はそれまでとは違う言い方をわざとして、自分たち世代のアイデンティティーを差別化する。そういうところがあると思います。
ま、言葉にそもそも正しいかどうかの基準がそこまで厳密に引かれているかと言えば、ないわけで。
変わっていくもんだと思っていればそれでいいかなって気はします。

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