老いの準備

わが母の98歳の誕生日が近付きつつある。

すっかり足が弱って歩くのに大変そうだが、お陰さまで、まだ、目も耳も達者である。

昨日、いつの間にか役員になっていた高校のOB会東海支部の集まりに出席した。

そこで同じ学年の2人がまた鬼籍に移ったことを知った。

母からすれば、60,70は鼻たれ小僧なのだろうが、しかし、同級生がポツリポツリと欠けていく知らせを聞くとやはり、そういう年齢になったんだなと改めて感じる次第である。

ま、世間の人から言わせれば、66にもなって「老いの準備」もないものだろうが、その必要性を感じ始めている。

まずはこの覚悟を持とうと思っている。

(1)死が意外に近く迫っていることがわかっても慌てないようにしたい。やり残したことは多いかもしれないが、十分人生を楽しんだのだから。

(2)長年連れ添った伴侶を死で失うかもしれない。こちらが先であれば、最後くらい迷惑かけずにさっさと逝きたい。こちらが残されるのなら、それからの長い時間を孤独の中に沈む勇気を持とうと思う。

(3)さしたる財産も残せなかったし、子どもたちが誇りに感じるような足跡も残せなかった。どちらかというと、ダメ親父だったねぇと総括されそうだが、いまさらカッコつけても始まらない。低い評価を評価として頭をかきかき、あの世までもっていきたい。

(4)自分の生きた痕跡を強いて残そうとはしないようにしたい。同時に、他人の悪口や妬みなどもきれいに掃除して残さないようにしたい。

(5)ぼくは日本に生まれ育ち、人生を送れたことをまず感謝したい。だから、日本に恩返しはできないけど、社会に迷惑だけはかけたくない。晩節を汚すことのないように臆病に暮らしたい。


できそうにないわよねぇと家内に笑われそうだが、せめて覚悟くらいはそれなりに持とうと思う。

さて、みなさんはどんな覚悟を抱いていらっしゃるのだろう?





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この記事へのコメント

2014年04月27日 19:34
ごろーさん 恐れ入りました、立派です。
私は駄目ですね・・・・何も準備していません。
妻とは年の差が7つあるし、嘗ては大病を患って生死の境を彷徨った身ですから、先に彼岸に渡るのは私に決まっていると思っていますが、それでも何もしていません。
妻は勿論、2人の子供にも伝えて置くことは何もないし、まして彼等に期待もしていません。
思うことは、出来るだけ家族に迷惑をかけずに死にたい、ということです。
私がどういう夫であり、父親であったかは、私の死後に自然と決まるだろうと思います。
家族に誇れるようなことは何もして上げていないので、ろくでもない夫であり、馬鹿な父親であったと思われるだろうと、内心覚悟しています。
ですから、ごろーさんのお話を読んで心から尊敬いたします。
2014年04月27日 19:42
やはり、私も67歳ですから自分の死、妻の死は考えますが、心の整理とか覚悟は全然できていません。
エンデイングノートは昨年書きましたが、まだ、見直していません。年末には見直します。不思議なもので書いた後は、すっきりはしました。
2014年04月27日 21:26
あきさん、どこに尊敬されるようなことがあるのでしょう?ぼくは、父を亡くした時も散々覚悟を口にしていながら、あの覚悟はなんだったのという体たらくでした。つまらぬ人間ってそういうものなんです。ぼくはいざとなったら、やっぱり駄目だと思います。覚悟、覚悟とほざく人間ほどダメなんだと思います。
2014年04月27日 21:34
ぼくは、実は、演劇でエンディングノートを残したのですが、設定が大金持ちのモテモテ男ってま逆でしたから嘘だらけ。嘘だから自分でもよくこんなこと書くなぁと感心したくらいです。でも、本物のエンディングノートを書いたら、もうヨロヨロ支離滅裂になると思います。そうですね、書こうとも思わないですね、まだ。本物で嘘だらけだとさすがに恥ずかしいから。
2014年04月28日 07:57
いやー、私もそんなところですよ。
昨年2回、今年1回入院しました。あの
白い壁・天井を見ながら思いましたね。
そろそろ準備をしておかなければと。
2014年04月28日 09:43
はぎさん、ほんとですねぇ、あの病院の白い壁と天井は死を予感させます。医者の息子だったのに、病院大嫌い。ぼくは「従容と死にいく」という言葉の響きが好きなのですが、そんなかっこいい死に方は死んでもできそうにありません。(笑)
まだこもよ
2014年04月28日 13:12
私も 「そろそろ・・・エンディングノートを作らなければならない歳になってきたのかなぁ~」と 思うようになってきました。でも 財産と呼べるものは無いし 自分の歴史を書いても・・・子供たちは興味が無さそうだし・・・・・「自己満足」なだけ・・かも?
だいたい・・・自分のやってきたことを忘れかけてますから・・・・先日も高校の同級生と話をしていて「高校でこんなことがあったよね!」と言われ・・・・「そんなこと知らない」と答えると「本当に同じ高校通っていたのか?」と言われてしまいましたから・・・(笑)
2014年04月28日 15:47
まだこもよさん、それ、多分、違う高校の同級生だったんですよ。ぼくも高校時代の友人に、豊島区のスポーツクラブで一緒だった人がいて、てっきり同級生と思い込んで話していて、間違いに気がついたことがありました。もう10年以上前のことですから、その頃から脳みそはエンディング気味だったわけです。うん、そういう意味じゃ、ぼくのやれやれ状態にも年季が入ってきました。
2014年05月01日 17:22
1~5の項目すべて、なるほどと思いながら読んでおりました。
老いの準備というと、死後の葬式のことやら遺産や遺品の取り扱いのことばかりだったりするけど、そんなことよりもごろーさんが挙げておられることの方が大事だと私も思います。
つい最近まで健康だけが取り柄だったのに、体調が定まらない日が多くなると、嫌でも死について考えたりします。まあ、あまりじたばたせず心穏やかにいきたいものですが・・・むつかしいんだろうなあ(~_~;)

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