八嶋智人さん

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僕が行っている個別指導塾の講師は、ほとんどが大学生である。

だが、ぼくと同じリタイア組と思しき年配先生が4名ほどいらっしゃる。

もっとも、二人は、明らかに50代とか60代でおじいさん先生ではない。

別に自営の仕事を持っていらっしゃって、家計の助けに来ているというようなことを聞いた覚えがある。

でも、若い人ばかりのところに年配諸氏がいるのは、やはりうれしい。

だが、ぼくと同じ団塊世代の方が今月でお辞めになるらしい。

一年も経っていないのじゃないかと思う。

塾の講師は意外に続かない方が多い。

バイト的には効率がいいわけでもないし、ブラックバイト的なところも多いと聞く。

そういう経済的な面が大きいとは思うのだが、肉体的にも結構きつい部分がある。

受け持つ子にもよるのだろうが…。

ぼくは生徒さんに恵まれているのかもしれない。

やり始めたころは、塾は必要悪な面があると思っていたが、最近はほとんどそうは思わなくなってきている。

生徒さんも百人百様である。

できる子なのに、注意力散漫だったりして、なぜか成績の悪い子。

覚えた先から忘れていく子。

口先ばっかりで、ちっとも勉強しない子。

お母さんの言うがままで勉強に来てる子。

最近は、その多様な面が楽しいのではないかと思い始めている。

どんなひどい子でも、わかった瞬間の微笑は純真な笑顔である。

できる、できない、は頭の良し悪しだけの問題ではない。

その子の両親や家庭、職業などいろんなことが積み重なってのできる、できないなのである。

自分としては、なんとも思わずに今日まで来てしまったが、ぼく自身は勉学には向いた環境にあったと今頃になって気づいている。

余計なことを考えずに、勉強できた。

だったら、もっとまじめに勉強しておけばよかったといまさらながら反省している。

塾講師、ぼくはちょうど4年目に入るみたいだ。

意外に続いていると自分でも思う。

あと数年、罪滅ぼしで、もう少し頑張ってみようと思っている次第である。





















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