自作詩「みっともないですよね」

みっともないですよね

いい年した男が母親の死くらいで抜けがらみたいになるなんて

胃に穴が開くような喪失感に悶えるなんて

みんな一度は経験すること

98まで頑張ってくれて、大往生だったということ

苦しみもせず、痛がりもしなかったということ

これ以上ない死に方だったじゃない

みんなわかります

息子からすれば、何の不満もない立派な人生だったということも

覚悟?もしていました

いずれは来る日と

でも、覚悟なんて現実の前にはへなへなと崩れ落ち

出さえしない涙をずっと溜めています

もう、いい加減にしたら…!

はい

みっともないですよね

わかってます


もう49日の案内がきました

あっという間に時間が悲しみをどんどん風化させるのでしょうね


いまは、空の青さが哀しい

ホトトギスのさえずりが哀しい

すっかり花びらを落とした桜が哀しい


いずれは来る日などとスカして言っていた自分が悲しい

覚悟?などと強がっていた自分が悲しい


みっともないですよね

わかってます


画像





"自作詩「みっともないですよね」" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント