戦いすんで日が暮れて…

「君といた夏」出演者のフェイスブック。

公演終了後は、「お疲れさま~」「よかったよ~」「頑張ったね~」「ありがと~」の嵐だった。

まるで、FB上で真夏のセミ時雨を聞くようだった。

でも、一週間が過ぎようとすると、ぱったりそっちのセミ時雨はなくなった。

それはそうだろう。

もう、それぞれの出演者には現実の生活が始まり、夢心地から目が覚め始めたのだ。

小学校高学年の少年たちは、それぞれ進学などで頭を悩ましているだろう。

りっちゃんは就職で東京へ。

ダイスケは、これから本格的に就活に専念するらしい。

不良グループの高校生たちもいろんな進路の中で覚悟を決めさせられているようだ。

誰ひとり、同じ境遇にあるものはいない。

楽しかったり、辛かったり…、いろいろあっても舞台は公演が終わったらバラして終わりである。

非情なほどに跡形もなく終わる。

でも、人生というお芝居はそういうわけにはいかない。

いつまでもスポットライトの下にとどまることもできないし、陰にばかり潜むこともない。

日々のシーンは同じように見えて、少しづつ変化して行く。

厖大な連続線が人生になって消化されていく。

戦いすんで、日が暮れて…。

ぼくもこの3月で、これまでお世話になった顧問職から身を引くことになった。

未練があるような、スッキリしたような、不思議な心持である。

朗読講座は、皆さんからの強い要望で、別の場所で同好会的にこちらは継続して行くことになった。

慕っていただける。

それだけで、まことに有り難いことである。

ぼくも次に向かって、新しい第一歩を歩きださなくてはと思っているところである。












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