詩の朗読  花 言 葉 (愛の告白- Love me -)

今日は、皆さんへのクリスマス・プレゼントとして、詩の朗読をお送りします。

読む詩は、小枝さん作の「花 言 葉 (愛の告白- Love me -) 」です。

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小枝さんのブログはこちら


クリスマスが近づくたび 私は思いだす
付き合い始めて間もないころ
あなたが初めてくれた 贈り物
ベゴニア・ピーターソン

リボン掛けにされた 鉢植えのそれを買う時
「顔馴染みの店主にからかわれた」と
笑って言っていた あなた

そう…  ちょうど そのときだ
三年ものあいだ音沙汰のなかった人から 突然
「逢ってほしい」との手紙が届いたのは…

あなたは 言った

「男が 三年の空白を経て
逢いたいと連絡してくる以上は
それなりの想いがあってのことだと思う。
お前が 今でも逢いたいのなら
俺は、身を退(ひ)くよ…」

長い沈黙のあと
かすれた声で 私は 言った
「逢う気は… ありません」

ベゴニア・ピーターソン
私たちの始まりから
もしや 互いの命尽きる瞬間(とき)さえも
静かに ゝ 添うてくれる気がする

たかが 汝は花
されど 汝は華(はな)

この鉢植えが並ぶ 今
花屋の店先に しばし佇んでは
フラッシュバックの軽いめまいをおぼえながら
鉢にふれるも そっと手をひく私が 居る

あなたが気づき 手にしてこそ
この胸の中で それは嫋(たお)やかに 咲き誇る
儚(はかな)き命の 
あぁ なんと美しい人生(こと)か…






いかがでしたでしょうか?








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