職業人としてのフルマラソン

先週末からひどい風邪で、ふらつきながら出社日やお稽古日をなんとか消化している。

食欲が出ない。

このところ、ブログが更新できてないのも風邪のせいである。

しかも、こういう時に限ってどうでもいい仕事の声がかかる。

気持ちに余裕がないから、ブログ仲間へのブログ訪問も飛び飛びになってきている。

体調自体は、昨日あたりからようやく普通に戻ってきたが、なぜだか足腰の筋肉が猛烈に凝っている。

階段を上がるのも「ヒー、ヒー」言いながら、太ももをかばって一苦労だ。

昨晩は大判の膏薬を貼って寝た。

まぁ、年取るとこういうのが厄介だ。

スキッと元に戻らない。

足腰の凝りも原因がよくわからない。

農夫の役で子どもたちに振り回されたのは、先月の22日のことだ。

いくら遅くから出てくると言ってもそれは遅すぎる。

やっぱり、風邪のせいだとしか思い当たらない。

そうしたら、会社にいる時かかってきた元会社の先輩が、「あ~、そりゃ、マラソンの疲れやね」とおっしゃる。

“M先輩もついにボケが出始めたか…”と訝しながら、「はぁ?マラソンなんて走ってませんよ」と言うと、「なに、君も職業人としてはフルマラソンを走った。その疲れだよ」とこうおっしゃる。

そう言われて、なんだか肩の荷がスッと下りたような気がした。

この先輩とはたまにお茶するのであるが、仕事の話になると、持ち上げてくれて、君は職業人としては結構なトップランナーだったと思うよ、と評価していただける。

実は、実績で言えば先輩の方がはるかに凄いのであるが…。

でもそうやって褒められると嬉しいからたまに会ってお茶する。

この電話も次の木曜にお茶しようというお誘いであった。



いま、会社側から会社に何が貢献できるかという企画書を出せと言われて書いている。

勤めは継続したいが、若いもんに混ざってやりたくもない瑣末なことに手を染めてまでという気持ちがどうしても頭をもたげる。

なぜ好きでやってきた現場の仕事に拒否反応が起きるのか、よくわからずにいた。

でも、その先輩の言葉で画然と悟った。

ぼくはもうあの辛いマラソンを走り切った人間なのだ。

コーチだったらやりますけど、と言っていい立場なのだと。

「億」単位の仕事を独りで任されてやった希少な経験を売っていい存在だと。

もっとも、それを許してくれる度量の広さが会社にあるかどうかはわからない。

「戦力外」通告を何度も聞かされてきたから、まだ企画書を書けということは「戦力外」と言いきれぬ何かが残っている証拠ともいえる。

頑張れる間は頑張ってみようと思っている。

どうなるのか、痛む筋肉をさすりながらそんな事を考えている。










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