真佳ちゃんバレー発表会

ぼくのお芝居仲間の「やんきみ」さん。

常日頃、陰に陽にお世話になっている肝っ玉母さんだ。

その娘さんが真佳(まよ)ちゃんなのだが、ま、ひと言で言えば「可児のプリマドンナ」と言っていいだろう。

間違いなく、この地域ではトップバレリーナの一人だと思う。

実は、「可児の物語」では、幕こそ違え同じ舞台に立ったから、彼女ともお芝居仲間ということになる。

そのまよちゃんの定期発表会が、17日日曜日、名古屋市芸術創造センターで開かれた。

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今日は、これに出かけて行った。

先般、文学座の高橋さんと議論したことで引っかかっていたことがあったので、それをバレーの舞台で確かめたかったのである。

舞台芸術ということでは、バレーも演劇も一緒だろう。

もちろん、まよちゃんの踊りを見たかったからでもある。

彼女の演目は、「パリの炎」よりグラン・パ・ド・ドゥであった。

パ・ド・ドゥというのは、男女ペアの踊りを言うらしい。

そして、

4曲構成のパ・ド・ドゥを、特にグラン・パ・ド・ドゥ(Grand Pas de Deux)と呼ぶ。

以下の順で進行することが決められている。

2人が入場する アントレ(Entrée)

男女2人で踊る アダージュ(Adage)
ゆっくりした曲に合わせてバレリーナが男性に支えられ美しい線とバランスを見せる優雅な踊り。「緩序」ともいう。

男性が1人で踊る ヴァリアシオン(Variation)
素早く高い跳躍など男性的な動きが特徴。

女性が1人で踊る ヴァリアシオン(Variation)
柔らかく女性らしい動きを見せる。

男女2人で踊る コーダ(Coda)


ということらしい。(ウィキペディアより)

まよちゃんの踊りには、なんというか「フラ」がある。

うまい下手ということより惹きつけるものがある。

その後のモダンでもいろいろ出ていたが、群像のリーダーとして、舞台の流れをきちんと示していた。

まぁ、踊り手の中でのコンサートマスター的な役割もちゃんと果たしていた。

こういうのが、演劇の賜物なのだろう。

体験を無駄にしない、その真摯さがいい。



ぼくの好き勝手な意見で言えば、彼女にはもっともっと上を目指してほしいのだが、まよちゃん自体は背伸びをしてまでという野心はあまりなさそうである。




ところで、

バレーの舞台は素舞台に近い。

自分たちの肉体だけで観客を魅了しなければならない。

絶え間ない稽古の積み重ねで、美しい動きと静止を手に入れる。

上手な先生たちの踊りにはスキがない。

瞬間瞬間が、動きの途中も静止の途中もすべて美しく決まっている。

肉体表現は完成度を高めていくために、厖大な時間と修練とお金が必要である。

芸術というものはとにかく金のかかるものではある。


今日、劇場に可児の物語の出演者、ユース・トリオ・ザ・パンチョスのりゅうせい、せいや、ようすけの三人がいた。

そして、なみちゃんもいた。

パパさん、たまちゃんもいた。


みんな、熱心だなぁーー。


ところで、ロビーで開場を待っていると、演出家のおぐまのひでさんがいた。

「え、こういうのも演出されるのですか?」と言ったら、いや下で稽古とのことだった。

ホッとした。


今日、改めて思った。

舞台は基本若い人のものである、と。

茜さんが言っていた。

「若くしなやかな肉体がそこに立っているだけで舞台になる」。

ほんとうにそうだ。

醜い年寄りは、控え目に出なくてはいけない。

しゃしゃり出るなどもってのほかだ。

控え目の瞬間に、一瞬だがため息の出るような洗練された所作・台詞が出るようにならなくてはいけない。

今日のバレーを見てそんな事を思った。








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