3分戯曲集 《輝き続ける闇の中で》-1
みゆき 「本当にこのたびはとんでもないことで…」
な み 「いえ、いえ、かえって申し訳ありませんでした。わざわざおいでいただいて」
みゆき 「何をおっしゃいます。こんなに遅くなっちゃって…わたし」
な み 「ご存じなかったのですから、しょうがありませんわ」
みゆき 「それはそうですが、知らずにいたそのことが残念です」
な み 「そんな事はおっしゃらないでください。
みゆきさんにご焼香していただいて、主人もきっとあちらで喜んでいますわ」
みゆき 「あっ、この揺りイスで…ごろうさんは」
な み 「えぇ、そうですが、よくおわかりになりましたね」
みゆき 「え、メールでピースしたお写真がたしか…」
な み 「あーっ、それ、娘が写したやつですわ」
みゆき 「ここで日向ぼっこするのが好きだとメールには書いてありました」
な み 「ほんと、大好きでした」
みゆき 「で、ここで息を…」
な み 「いいえ、気分でも悪かったのでしょう。ドアーの方へ数歩歩いて倒れていました」
みゆき 「まぁ、そうでしたの」
な み 「でも、自宅に連れて帰ってきたとき、椅子にかけてあった毛布はまだ暖かかったんですのよ」
みゆき 「その…?」
な み 「えぇ、その毛布です」
みゆき 「ごろうさんの体温がまだ残っているようですわ」
な み 「あの人は好きなことだけやって、あちらに参りましたからね。悔いはないはずです」
みゆき 「これは?」
な み 「これをみゆきさんに渡して欲しいって言ってましたので、ご足労頂きました」
みゆき 「そうでしたか」
《次回へ続く》
※構想もなく行き当たりばったりで書こうとしている台本ですので、みなさんのかってな予測をコメントなりでお聞かせいただければ嬉しいです。
な み 「いえ、いえ、かえって申し訳ありませんでした。わざわざおいでいただいて」
みゆき 「何をおっしゃいます。こんなに遅くなっちゃって…わたし」
な み 「ご存じなかったのですから、しょうがありませんわ」
みゆき 「それはそうですが、知らずにいたそのことが残念です」
な み 「そんな事はおっしゃらないでください。
みゆきさんにご焼香していただいて、主人もきっとあちらで喜んでいますわ」
みゆき 「あっ、この揺りイスで…ごろうさんは」
な み 「えぇ、そうですが、よくおわかりになりましたね」
みゆき 「え、メールでピースしたお写真がたしか…」
な み 「あーっ、それ、娘が写したやつですわ」
みゆき 「ここで日向ぼっこするのが好きだとメールには書いてありました」
な み 「ほんと、大好きでした」
みゆき 「で、ここで息を…」
な み 「いいえ、気分でも悪かったのでしょう。ドアーの方へ数歩歩いて倒れていました」
みゆき 「まぁ、そうでしたの」
な み 「でも、自宅に連れて帰ってきたとき、椅子にかけてあった毛布はまだ暖かかったんですのよ」
みゆき 「その…?」
な み 「えぇ、その毛布です」
みゆき 「ごろうさんの体温がまだ残っているようですわ」
な み 「あの人は好きなことだけやって、あちらに参りましたからね。悔いはないはずです」
みゆき 「これは?」
な み 「これをみゆきさんに渡して欲しいって言ってましたので、ご足労頂きました」
みゆき 「そうでしたか」
《次回へ続く》
※構想もなく行き当たりばったりで書こうとしている台本ですので、みなさんのかってな予測をコメントなりでお聞かせいただければ嬉しいです。
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