
林家こん平さんがお亡くなりになりました。
人はみな老い、そして死ぬ。
それは、逃れようのない宿命ですが、「笑い」をとっていた人の訃報はさらに悲しく感じます。
晩年、この方がテレビに映ると、泣いたような顔でした。
あの元気いっぱいの軽さは笑顔にすらなく、すっかり消え去っていました。
ぼくも似顔絵を描くのに、訃報の人はあまり描きたくないのですが、いま描かないと永久に描かないだろうなと思うからです。
一時でも楽しませてもらった、そのお礼でもあります。
自分のことを案じた方がいい年齢に差し掛かっていますが。
この記事へのコメント
こん平さん、後年は難病で大変だったのですね。
ぼくも思わず計算してしまいました。
まぁ、10年は誤差のうちだと思います。
あと10年やそこらか、と昨日は残りの時間に何をすべきかとつい考えました。
でも、考えたところでどうなるものでもなさそうですし。
あの頃の笑点メンバーもおおかた鬼籍に移りましたね。
寂しいです。
新宿の末広亭で見ていた時に、確か志ん馬さんが「最近の若手は、大騒ぎするだけで、話をじっくりやろうとしませんな」みたいなことを枕でやっていました。
それを思い出しました。
昭和43年ごろのことです。
まぁ、歴史は繰り返していくのでしょう。
享年77。早すぎますよね。