松井一郎さん

「大阪都構想」が反対多数で潰えさってしまいました。
これを推し進めてきた大阪維新の会は、看板政策をなくして糸の切れた風船状態になってます。
事実上のドンであったこの方は、責任を取って、市長任期終了とともに政界を去るみたいです。
橋下徹さんといい、この方といい、去り際は実に潔い。
諦めの悪い粘着気質の大阪人らしくないと感じるのは、ぼくだけではなさそうです。
だけど、なんだか、本当に人事を尽くしたのかとなると疑問が残ります。
ぼくは、大阪府と大阪市の二重行政は、解消した方がいいと思っていました。
だけど、その構想が「都」といういささか大時代的な方向に行ったのがよくなかったんじゃないかと思います。
東京は東京。
大阪は大阪らしい自由闊達な自治を模索しなければ、地方自治の意味がありません。
結局、市民へのサービスが悪くなるという反対派の論拠を崩せなかったのが敗因みたいですね。
それ聞くと、なにやってんだと腹が立ちました。
最初の失敗が生かせなかった、ということは、やっぱり細部にまで神経が行き届かなかった努力のなさのせいでしょう。
壮大な構想であればあるほど、細部に神は宿るのです。
いろんなシミュレーションを重ねる時間はあったはずですから。
ま、最初っから、「徒労構想」だったのかもしれません。
松井市長に、どうもご苦労様でしたとは言いたくない気持ちの悪さが残っています。
この記事へのコメント
なかったかも、2重行政と言っても以前の様に対立していたら無駄も出るけど。
住民投票の費用が高くついたようです。
でも、大阪の輝きを取り戻すのを期待しています。
市長職と都構想は、まったく別な話です。
ムカついたから、あるいは否決されたから市長職までおっぽり出すのは無責任だと思います。
新市長選挙だけでもまた多額な費用を要するのですから。
ぼくは、あと2年半で、市と府が同一政党で運営しなければ意見の対立を生むという構図の解消に何ができるか、置き土産で考えていってほしいと思います。
こういうことは、二重行政の枠組みだと必ず引き起こされる問題かと思います。
大阪もそういう経験を経て、今回の構想にいたったわけですから、これからの地方自治のあり方を問うのにはいい問題提起だったと僕は思っています。
今後、これを良い材料にして、どういう構想が未来志向的なのか議論すべきかと思います。
東京コンプレックスのある維新連中の思いつきに
だまされるボンクラ市民が多いのが驚きですけど。
あとどれくらい?
え、2年半もあるんだ 長く残ってるなぁ
でもその任期内どんな活路を往くのか
地域的に遠くの話ではありますけど
期待してます。
東京都知事は、国家の宰相並なのです。
大阪が西の首都になるにはそれくらいのことをしなければ二つの軸にはなりません。
くびき野さんも、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いという極めて単純な右翼的思考からは離れましょう。
リベラルというのは、ベースに深い論理的思考を持つ人だけの称号ですから。
2年半後に戦力外といわれたら、焦るでしょう?
そういえば、ぼくもGから戦力外通告を受けました。
短い間でしたが、お世話になりました。