ミッツ・マングローブ

なんだかよく分かりませんが、味の濃い外国女優の似顔絵ばかり描いていたら、なぜかこの人が描きたくなりました。
ミッツ・マングローブさん。
“プレバト”で、この人の俳句を目にするが、悪くない。
ぼくは、ヒザシン村上とこの人の句が好きである。
生ゴミ縛り 秋涼の 勝手口
抜き衿寒し 酔客のうしろ影
沈黙の春尽く 角砂糖ひとつ
なんか生活のひだを感じませんか?
テーブルに君の丸みのマスクかな
元素記号 ふたつ忘れて 春の風
コスモスや 女子を名字でよぶ男子
これらは、フルポン村上の句。
感覚が実に繊細で好きな句が多い。
実は、ぼくの父も俳句をたしなんでいた。
田舎医者をやりながら毎日何十という俳句をチラシの裏に書き留めていた。
佐賀県の文学賞を何回ももらったので、実績としては本物であったと思っている。
離島の診療所で働いていたころ、
鳴く蝉を一歩すざりて子がもろう
というのがあった。
この句を思い出すたびに、昭和60年代の玄界灘の加唐島の風景が目に浮かんでくる。
この記事へのコメント
綺麗な足をしている。ゲイでもなさそうだし、と言っても
女装いてるし、変な感じ。
この間、TVで性は男と女というデジタルでなく、スペクトラムの
アナログで男に近い女、女に近い男がいる。それは人間に多様性を持たせ
生き残る知恵だといっていました。
それとぉ
ごろー。さん、パツキンの洋モノ女優になると
いつも以上に
格段にレベルが上がりますね。
ホントにね。
人間はアナログにできているのでしょう。
決して、デジタルな生き物ではない。
あいまいな墨のにじみに似た広がりにこそ人間の奥深さがあるんだと思います。
この人も今の生き方が出来て、望んだ自分を手に入れたのでしょう。
ニューハーフな生き方そのものには、決して後悔してないと思います。
ただでさえ綺麗な人は似なくなるのに、外人さんだとあっという間に違う人になってしまう。
描き始めから大丈夫そうと思ったのは、アン・ハサウェイだけでした。
で、この人は、描く前からイメージがあったので、迷いなく描き進められました。
らん太郎。さんに褒めてもらうのも結構大変です。(笑)
おかまさんもすっかり今では市民権を得てますよね。
ぼくが入社した頃は、まだおかまさんは特殊な生き物でした。
銀座のクラブに、金井克子に似たそれは綺麗なおかまさんがいるというので、行ってみましたが、女装したおじさんばっかりでいやになりました。
ぼくが、日露戦争の話をしていたら、前にいた女の子が、「へぇーーー、ごろー。さんって、日露戦争に行ったんだね?」だと。
オレ、いくつだと思ってんだ!!!
でもね、こんなアホなこと言う子でも女の子の方がいいです。