天童よしみさん

「四角い仁鶴が丸~~るく収めます」という法律相談番組に出ていらっしゃいました。
ぼくは、女性演歌をあまり知らないからなじみが薄いが、逆に言うと僕でさえ知っているということはこの人も相当頑張ってきた人だろうということだ。
確か、その後結婚されたと思うが、それ以前、彼女は「神さまが歌を授けてくださったのだから、いい旦那様までなんて望みません」と言っていたのを思い出した。
そうなんですよ。
天は、ふつう二物を与えないもんなんです。
一つでも与えられた人は、それで満足すべきなんです。
いま、学習塾でいろんな子を見ているが、最近の子は無理と思われることまで満たそうとする。
「君は可愛い顔をしてるのだから、そこまで偏差値の高い高校を目指さなくても、充分人生楽しく過ごせるはずだよ」。
そう言いたい子がいる。
でも、それ言っちゃ、学習塾の機能を果たさないから口がゆがんでも言えない。
夏期講習で数学を少し見たのだが、そこでやれても、翌週になるともう忘れてしまっている。
「え? 先週、さらさらできるようになったじゃない」、そう思ってもほとんど忘れてしまっている。
ま、来年になれば、諦めざるを得ない時が来ると思うが、この子も目指し続けるのだろう。
勉強なんて、そこまでできることないよ。
適当な成績だって、誰にも分らないのだから。
人生終わりがけになるとそう言えるが、若いうちはあふれるほどの未来の可能性を持っている。
ま、頑張る体験が大事なんだろう。
人生の岐路に立つ際の悩みをほどく方程式の解き方をぼくも知らない。
実際の受験の時には、いま忌み嫌っている学校に志望先を変えなくてはいけない時、なんというべきなんだろう?
「神さまが可愛い顔を授けてくださったのだから、いい高校までなんて望みません」。
そう言ってくれればこっちの悩みが解かれるのだが。
この記事へのコメント
思春期のそのころって何だかわからないけど、自意識が強く
がむしゃらに自分を中心周りをみて、傷つくころですよね。
成績だけじゃない、と分かるのはあと少ししてからかもわかりませんね。
そんなこと100%も承知しているのですが、でもねぇ、やっぱり、勉強もできる子は抵抗なくさらさらできる。
何なのでしょう、ちょっと教えただけでパッと理解してくれる子もいます。
成績だけじゃないと言いつつ、ついつい物覚えの悪い子には現実ということを教えたくなります。
その子の幸せを思えば思うほどこっちに悩みが多くなります。(笑)
15の春を泣かさないようにしてやってください。
ものすごくいい経験ですね
天に二物
頂きました
チューリップとドラゴンズ
おかげで幸せな人生です
片方は苦労が多いけど…。(^^♪
泣かせないように頑張るしかないのでしょうね。
今、こうして教えてると、やっぱり基本が大事だなとつくづく思います。
ぼくも中学に戻って、基本からやり直したい気分です。(笑)
それが、天からの二物?
良いこと言いますねぇ。
こういうことサラッと言うから、ら。さんにはついていこうと思うんですね。
そうか、そういうふうに僕はなぜ思えないのだろう。