Efemeral.0

可児の演劇界をリードする舞台女優の一人にMちゃんがいる。

おそらく彼女の人柄、魅力にはまっているファンは、役者仲間の中にも数多いと思う。

かく言うぼくもその一人かもしれない。

今日、彼女の舞台がアーラ演劇練習室で行われた。

題して、「眠レ、巴里」。

画像


EFMRLというユニットなんだろうか、EFMRL.0から数字が増えて行き、11月末の第2回公演も予告されていたので今後、彼女独自の演劇活動を展開して行くのだろう。

で、EFMRLって何?

チラシに書いてあることからすると、Efemeralからの略らしい。

Efemeral=一時的な、刹那的な…みたいな意味の単語だ。

まぁ、SBK(その場限り)と意味するところはまったく同じだ。

ちょっとオシャレに言っただけって気がする。

でも、ぼくはこういうカッコウのつけ方、飾り方が好きじゃない。

言葉でどんなに飾っても実際がそうじゃなかったらかえってみっともないことになる。

別に、余人には知りえない演劇の求める方向性を示唆する哲学的な意味合いでも込めているのだろうか?

ところで、今日の公演。

ひと言でいうと、難しかった。

自分だけが解答を知っていて、どんどん話を進めて行き、最後に種明かしをする。

舞台脚本に割と多い手法である。

???????????…、!。

そういうことか…という仕掛けである。

しかし、こういう抽象度の上げ方は演劇的なのかもしれないが、どこか全体構成に雑さが残る。

種明かしは最後に来るから前の台詞はどうやってもさほどの影響をもたらさない。

今日の舞台もその雑さがまんま出た感じだった。

ところで、相手役の真依ちゃんとのほぼふたり芝居なのだが、この女優さんもなかなかの手練れであった。

台詞出しが手馴れている。

ま、Mちゃんのおめがねにかなったお相手なのだろうが、噛み合っていたかというとそうでもなかった。

この二人、お互い舞台上手ではあるのだが、流派が違う。

で、お互いに自分のやり方を主張してるような微妙なズレ、妥協のなさが気になった。

約1時間のお芝居を二人で進めるので台詞量はかなりの量だ。

でも、もうMちゃんくらいになるとそれを憶えたことでは褒めてはもらえまい。

普通にやって上手なのだから、もういい加減、一皮剥けた色を出してほしいと切に思う。

演技的には、星川役のトラゾー君がむしろらしさをうまく出していた。

「100万くらいで死んでもらっちゃ困るんだよ」という台詞で、あ~、そういう話だったのか…ってなるのだが、追い込んだ星川が辛がっているのが演技的には一番沁みた。

トラゾー君は朴訥な台詞言いが素人くさいが、何気にうまい。

役に入り込むのに時間がかかるのかもしれないが、本番での完成度は結構なものである。

ところで、今日の公演を支えた裏方スタッフは、先般のSBKスタッフとほぼ一緒だった。

みなさん、ほんとうによくやっていただける。

ただただ、頭が下がる。

平台で舞台を作り、ベッドや電話と言った小道具も含めて、舞台設営はよくできていた。

やはり、舞台はある程度作り込んだ方が観る側には親切かもしれない。

照明はマスターの設計だろうが、フットライトを置いたりして新しい試みを加えていた。

いろいろやっていくうちに形が出来上がっていくのだろう。

実は、今日、ぼくは朝の9時から中期経営計画会議だった。

頭使って、大急ぎで帰ってきての観劇だったから正直疲れた。

そういう意味では、もうちょっとわかりやすい劇を見たかったかもしれない。

次回、われらの大女優がどういう色を見せてくれるか、楽しみである。









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この記事へのコメント

炊飯姫
2014年09月01日 07:49
ごろーさんも、大変な中、お疲れ様でした。
観たかったですー。
次回公演にはぜひ期待したいところです。

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